昭和7年生まれの父は少年時代から相当な悪ガキで有名でした。

結婚してからも母をどんだけ泣かしたことか・・。

そんな父が天国へ旅立ちもう7年経ちました。

先日働く現場監督さんへ向けてお弁当の撮影がありました。

そのとき、私は父を思い出してお弁当を作りました。

父はなかなかのハイカラさんで、お弁当のおかずを詰めるのは自分の仕事。

現場では多くの人の前でいろいろなおかずをみせるのが、好きだったのか?見栄っぱりだったのか?どうかわかりませんが父には相当なこだわりがあったのです。

昭和49年のおかずは塩鯨、魚肉ソーセージ、煮付け・・・

父は茶色のおかずをカラフルに盛り付けてました。

男が弁当を詰める・・・・

母はそんな父を見ながら、半分呆れてました。

父は昭和世代の男性らしくない人でした。

もし、今父の弁当を再現するならば、こんな感じでしょうか?

私流の昭和レトロおとんのレシピです。

》昭和レトロごはん おかんのレシピ
ポークステーキ
今で言えばポークステーキのことです。

豚肉、牛肉が昔はとても高かったので、わが家のおかずは鶏肉か魚が主流でした。

わが家はポークステーキを<テキ>と呼んでました。

<テキ>には苦い思い出があります。

中学時代相撲部だった兄は試合前にだけ<テキ>を食べることができるのです。

わが家の暮らしは豊かなほうではなかったので、兄の分しか買うことができなかったみたい。

当然、小学生だった私の口には1きれしか入らなかった。

今では、子どもたちには平等な扱いを!と唱える時代ですが。

その頃は哀しくて、悔しかった・・・・とても理不尽さを感じてました。

思春期になり母とけんかをしたとき、<テキ>への怒りにも似た思いをぶつけると、

母はつらそうな顔をしました。

親には親の事情があったんだと、今となっては思います。

昭和のポークテキ。

平成の豊かさの味ではありませんが、せつなさと理不尽さと母の想いが交差した味。

あの味を再び再現してみました。

ポークテキ

材料(2人分)

豚ロース肉 120gを2枚 塩、こしょう少々  サラダ油 大さじ2

作り方

1、豚ロース肉は切れ目をいれ筋を切っておく。塩こしょうをしてフライパンで中まで焼く。 塩こしょうは多めがいいでしょう。

》昭和レトロごはん おかんのレシピ

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なつかしー!
鯨の竜田揚げです。
から揚げではありません。
竜田揚げとは鯨に下味(しょう油・酒・しょうが)をつけ片栗粉をつけて揚げたものを言います。

私の学校ではこの鯨の竜田揚げが1ヶ月に一度登場してました。
給食当番はアルミ缶に入ったこのおかずを誰が配るかでじゃんけんが始まったくらい人気アイドル的な存在でした。
すこしでも大きいこの竜田揚げが自分のところにきます様に祈ったものでした。

実は鯨の竜田揚げのほかに鯨のケチャップ煮も登場してましたっけ?。
揚げた鯨に甘いケチャップ味のソース?が絡み合いなんともいえないうまさ。
母に同じ味を再現してほしいと何度もおねだりしたもんです。

さてこの昭和のアイドル的な鯨の竜田揚げにも
一つだけ弱点がございました。


とにかく・・・カタイのです。

硬くて硬くて噛んでも噛んでも口に残るのです。
アイドル味はさっさとおしゃれに戴きたいものです。
噛み切れない子は昼休みでも、掃除の時間までもクチャクチャクチャ。 

あ~なぜだか筋が残る不思議な味、鯨の竜田揚げ。
あの味をもう一度食べてみたい。

鯨の竜田揚げ

材料

鯨肉200g
おろししょうが大さじ1・濃い口しょう油大さじ3・酒大さじ2・おろしにんにく小さじ2
片栗粉適当・揚げ油

作り方

鯨肉は一口大に切っておく。おろししょうが・にんにく・濃い口しょう油・酒に漬け込んでおく。水気をふきとり片栗粉をまぶし、170度くらいの油で揚げる。せんキャベツを添える。

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