私が日々子育てしながら心がけてることは経済的でおいしい食生活です。
ともすれば慌ただしく過ぎてしまう日々のなかで、こども達に暮らしの伝統を伝え、季節の移ろい感じる心を感じとってもらいたいと常に思っています。
その行事食の中でお正月を迎えるために作るおせちに関してはことさら思い入れの深いものがあります。
気も心も改まる元旦にはわが家流のおせちを家族と囲み、いつの時代にあってもその家々の味覚を生かした思わず笑顔のでるご馳走であるべきだと思います。
私が物心ついた頃から年末の行事は暮の餅つきから始まりおせちの買出し・仕込み・元旦には親類の往来がありいつになくにぎわいがありました。
そこには台所を切り盛りする母・祖母の姿がありました。
正月にとっては主婦の腕のみせどころと母は常にこう言っていました。
さつまいもの裏ごし、数の子の皮とり、裏庭で取れた新鮮な野菜をつかっての炊き合わせの手伝い、農家である実家は田作りは必ず手作りをすることが家訓でした。
家族総出で新年を迎える準備をしたものです。
またこの時ばかりに特別な箸袋を準備し飾り物を取り出し、晴れの日の演出を凝らすことも楽しみの一つでした。
おせちには長い年月の中で培われた先人の暮らしの知恵、縁起を担ぐいわれ、想いが込められていて、知るほど、作るほど、味わうほどに奥が深く心が引き締められる思いがするものですね。
デパートで買ってくるおせちはご馳走ですが、シンプルながらもわが家の味をいただくことも案外いいものです。
おせちは手がかかって面倒と敬遠されるかたはまずは手始めに伝統の祝い肴3種類だけでもおつくりになられてはいかがでしょう。
毎年一品づつご馳走の数が増えていくことは楽しみなことだと思います。
2009-12-23 15時51分05秒. [ ノンジャンル ]
